今回は、Windowsに標準装備されている「ペイント」と言う
ソフトを使っての、画像サイズ変更のやり方を解説して
いきます。
GIMPは便利なんですが、使うとなればダウンロードしてくる
必要がありますし、機能が多過ぎて初心者にはちょっと…と
思う方もいます。
私の様に画像ソフトを使っている者なら、何となくわかりますが、
相方の亘の話を聞いていると、興味がない人には敷居が高い
なぁ…と感じます。
でも、「ペイント」ならWindowsに標準で付いていますし、
機能も簡単、わざわざダウンロードしてくる必要もありません。
サイズ変更くらいならこれで十分に出来るので、今回はボタンを
例に、サイズ変更のやり方を解説して行きます。
今回は、当サイト内で配布しているこちらの画像を小さく
していきます。

このアイコン、サイズは640×480ピクセルです。
割と標準的なサイズですが、もう少し小さい方がデザイン的に
バランスがいいんだけど…って事、ありますよね。
そんな時、ペイントで自分好みのサイズに替えてみましょう。
ではまず、「ペイント」を起動し、このボタンの画像を開きます。

今回は、この画像を640×480ピクセルから、一回り小さめの
400×300ピクセルにしていきます。

サイズ変更する際は、上記の図の赤で囲ってある「サイズ変更」の
ボタンを押して下さい。
押すと、下記の様な窓が出て来ます。

サイズ変更は、上の赤で囲った「単位」によってやり方が
変わります。
パーセントは現在のサイズの何%で拡大/縮小するか、ですし、
ピクセルは指定したサイズに合わせて拡大/縮小します。
その時々で、お好きな方法で使い分けて下さい。
ここで注意するのは、「縦横の比率を維持する」のチェックは
外さない事。
このチェックを外すと、縦横の比率が狂ってしまいます。
あえて横長に~などと言う場合以外は、チェックは外さないで
ください。
今回は、640×480ピクセルの画像を400×300ピクセルに
縮小するので、ピクセルを選んでください。

そうすると、この画像のサイズ(640×480)が出ます。
それを、下記の様に水平方向に400と入力します。
「縦横の比率を維持する」にチェックが入ったままなら、
垂直方向の数値は自動的に入ります。

このまま「OK」を押せば完了です。
下記のように、一回り小さくなりました。

最後に保存です。

左上の青い部分を押すと、ドロップダウンで上記の様な項目が
出てきます。
ここで、「名前を付けて保存」を選択します。
保存する際には、念の為元データとは別の名前を付けるか、
保存場所を変えるなどして、元データを消さない様にした方が、
後で失敗してもやり直しが効きます。
最後に、お好きな名前を付けて保存してください。

なお、保存形式は最後の保存の画面で選べます。
ファイル形式の部分を押すと、上記の様に色々出て来ますので、
目的に合わせてお好きな形式で保存して下さい。
今回は元データがJPEG形式なので、そのまま同じJPEG形式で
保存しました。
どうです?簡単でしょう?
これで特別なソフトを使わずに、画像サイズをお好みの
サイズに自由に変更出来ます。
ただし!
「ペイント」では、透過処理は出来ませんのでご注意を。
ボタン等の背景を透明にしてある画像は、「ペイント」では
白くなってしまうので、注意が必要です。
背景が透過処理されている物は、面倒ですがGIMPなどの
画像編集ソフトをお使い下さい。